障害を抱える幼児・児童が安心して暮らすことのできる「地域社会づくり」が求められています。
(障害者総合支援法一部引用)
子どもたちはたくさんの可能性を秘めています。この大切な幼児・児童期にひとしく生活が保障され、愛護されなければいけません。
児童発達支援事業所・放課後等デイサービスは、児童福祉法に基づき発達支援を行う施設です。
ここでは、それぞれの特徴と選び方を紹介します。
もくじ
1 | 児童発達支援とは・・・? |
2 | 放課後等デイサービスとは・・・? |
3 | 選び方やそれぞれの特徴 |
4 | まとめ |
障害のある子ども本人やその家族に対して質の高い児童発達支援を提供することを目的にしています。
(児童発達支援ガイドライン一部引用)
障害児支援には基本的な理念があり、
①障害のある子ども本人の最善の利益
②地域社会への参加・包容(インクルージョン)の推進と合理的配慮
③家族支援の重視
④障害のある子どもの地域社会への参加・包容(インクルージョン)を子育て支援において推進するための後方支援としての専門的役割
の4つとなっています。ここでは、各項目の要点やポイントを紹介します。
①障害のある子ども本人の最善の利益
児童福祉法において、「全て児童は、~適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の福祉を等しく保証される権利を有する。」と規定されています。
②地域社会への参加・包容(インクルージョン)の推進と合理的配慮
「障害のある子どもへの支援に当たっては、移行支援を含め、可能な限 り、地域の保育、教育等の支援を受けられるようにしていくとともに、 同年代の子どもとの仲間作りを図っていくことが求められる。」
③家族支援の重視
「子どもを育てる 家族に対して、障害の特性や発達の各段階に応じて子どもの「育ち」や 「暮らし」を安定させることを基本に置いて丁寧な支援を行うことにより、子ども本人にも良い影響を与えることが期待できる。」
④障害のある子どもの地域社会への参加・包容(インクルージョン)を子育て支援において推進するための後方支援としての専門的役割
「障害のある子どもの地域社会への参加・包容(インクルージョン)を進めるため、障害のない子どもを含めた集団の中での育ちをできるだけ保障する視点が求められる。」
「障害のある子どもの健やかな育成のためには、子どものライフ ステージに沿って、地域の保健、医療、障害福祉、保育、教育、就労支援等の関係機関が連携を図り、切れ目の無い一貫した支援を提供する体制の構築を図る必要がある。」
子どもの最善の利益を考慮し、人権に配慮した支援を行っています。
(放課後等デイサービスガイドライン一部引用)
放課後等デイサービスの役割は、
①子どもの最善の利益の保証
②共生社会の実現に向けた後方支援
③保護者支援
の3つとなっています。
役割を踏まえ、放課後等デイサービスの基本活動は以下のようになります。
①自立支援と日常生活の充実のための活動
②創作活動
③地域交流の機会の提供
④余暇の提供
選び方やそれぞれの特徴~児童発達支援事業所~
選び方やそれぞれの特徴〜放課後等デイサービス~
まとめ
障害を抱える子どもの発達を支援し、保護者のサポートをします。
児童発達支援事業所や放課後等デイサービスを利用することに抵抗がある方もいるかもしれません。子どもたちも体験利用に来た日や初日は緊張していて、不安な顔をしている子も中にはいますが、慣れていくにつれて、友だちや信頼のできる支援者が見つかり、通うことが楽しみになる利用者がほとんどです。
障害福祉サービスを利用する場合は、負担額が少ないケースがほとんどなので、ぜひ一度子どもたちと見学してみてください。子どもたちの生活がきらきらと輝き始めるかもしれません。
引用元:
障害者総合支援法
児童福祉法
児童発達支援ガイドライン
放課後等デイサービスガイドライン